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巣箱づくりから自然保護へ

飯田知彦 著

定価1,980円(本体1,800円+税)
2011年4月21日発行
A5判・276頁
ISBN 978-4-88340-258-8 C0061




実際に身近で巣箱を利用する鳥は意外に少なく、10種類余り。シジュウカラ、ヤマガラ、スズメ、ムクドリ、フクロウなど、いずれも樹洞繁殖性の鳥類。また、巣箱は人間がもつ概念である家とは異なり、鳥にとっては一時的な繁殖の場所。ゆりかごやベビーカーにあたる人工的な空間です。鳥にとっての巣箱の意味を解説し、基本巣箱(小鳥用巣箱と中〜大型用の万能巣箱)のつくり方、かけ方のポイント、さらに巣箱の効用などを明らかにします。

[主なもくじ]
第1章 鳥の巣箱は自然界への誘う扉
第2章 巣箱で繁殖する鳥と巣箱の実体
第3章 巣箱づくりの準備と材料・道具
第4章 巣箱づくりの手順とポイント
第5章 巣箱かけの準備とかけ方のコツ
第6章 万能巣箱のつくり方・かけ方
第7章 巣箱の観察と維持・管理
第8章 巣箱かけの功罪と生物多様性の保全
第9章 巣箱を利用した環境教育&農業 
ほか

[著者プロフィール]
鳥類学者で鳥類・生態系研究者。環境省委嘱希少野生動植物種保存推進員。農学博士。
1967年生まれ、広島県出身。九州大学大学院修了。農学博士。専門は鳥類生態と生物多様性保護のための保全生物学。環境省、地方自治体、企業などでクマタカや希少鳥類、希少生物などの保護検討委員やアドバイザーなどを多数務める。
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